HDDケース(ハードディスクケース)を使って古いPCのデータを復活させる
今はもう使っていないパソコンに家族の写真がたくさん保存してあるけど、今使っているパソコンで見たい!や、昔使っていたパソコンのハードディスクを新しいパソコンで使いまわしたい、というような悩みをお持ちのそこのパパ。今回は、そんな悩みを解決するためのHDDケース(ハードディスクケース)についての記事になります。HDDケースを使って昔使っていたHDDを外付けHDDとして復活させましょう。
この記事で解決できること
- 昔使っていたデスクトップPCのハードディスクのデータが見たい
- 余っているハードディスクを使いまわしたい
もくじ
HDD(ハードディスク)とは
簡単に表現するとデータを保存する場所です。パソコンに内蔵されています。スマートフォンの場合は厳密にはHDDではありませんが、ストレージといって同じくデータを保存する場所があります。スマートフォンを買うときに、データの保存容量を気にするかと思います。スマートフォンの場合大きくて512ギガバイトですが、PCになるとギガバイトでなくテラバイト単位での容量があります。ちなみに1テラバイトは1,000ギガバイトです。機器の大きさからして当たり前ですが、当然スマートフォンよりPCの方がデータを多く保存できます。
外付けHDDとは
前述のとおりPCにはHDDが内蔵されていますが、データ容量が足りない、データをもっと保存したい、という場合に別のHDDをPCにケーブルで接続して、データ容量を追加することができます。これが外付けHDDです。
HDDケース(ハードディスクケース)とは
外付けHDDを使いたい、でも昔使ってたPCのHDDを使いまわしたい、という場合もあると思います。そんな時は、HDDを入れるケースだけ用意すればOKです。これがHDDケースです。
ちなみにHDDケースは電源が必要ですが、コンセントに挿すタイプ/コンセントに挿さずPCから電源を供給するタイプがあります。また、HDDを冷却してくれる機能や、複数のHDDを使った高機能(RAID機能)が付いているものもあります。用途やお財布と相談して選びましょう。
そもそもの大前提として、HDDケースには3つの種類があります。
①ケースタイプ
耐久性◎
HDDの入れ替え△
価格の安さ〇
1度HDDをケースに入れてしまえば、PCの傍にずっと配置して使えます。複数のHDDやSSDを入れられるケースもあります。ちなみにSSDとは、簡単に表現するとHDDの高速バージョンです。HDDより高いですが、その分データの読み書きが早いです。
②取り付けタイプ
耐久性△
HDDの入れ替え◎
価格の安さ〇
ファミコンのカセットを挿すようにHDDを挿して使います。一見使いよさそうで便利ですが、HDDは素手で触ったり落としてしまったりすると壊れてしまう可能性があるため、取り扱いに注意が必要です。
③ケーブルタイプ
耐久性×
HDDの入れ替え◎
価格の安さ◎
むき出しのHDDとPCをケーブルで接続して使います。一時的に使うHDDであれば良いですが、恒久的に使う場合は他のタイプを選択したほうが無難でしょう。
HDDケースを選ぶ際の注意点
HDDケースの役割、種類まで理解したところで、ケースを選ぶ際の注意点を挙げます。ここを気を付けないと、せっかく買ったのに使えない、といった事態に陥る可能性があります。
注意点①
持っているHDDが、買う予定のHDDケースに入るか?
まずはHDDの大きさを気にする必要があります。HDDの大きさは「インチ」で表現します。大体は3.5インチか2.5インチの大きさなので、持っているHDDの大きさに対応するケースを選びましょう。
注意点②
持っているHDDが、買う予定のHDDケースに繋がるか?
つぎにHDDの接続コネクタを気にしましょう。持っているHDDの接続コネクタを確認して接続できるケースを選びましょう。接続コネクタは「SATA」か「IDE」の2種類になると思いますが「SATA」の方が主流です。
おすすめのHDDケース
ここではおすすめのHDDケースを紹介します。すべて2,000円台以内で購入可能なケースです。ケース選びの参考にしていただければ幸いです。
ロジテック LGB-PBSU3 / LGB-PBSU3S
2.5インチのHDD・SSDが使用できます。安くてシンプルで評判も良い商品です。またパソコンから電源を共有するため、コンセントも不要なのがさらにグッドです。また『LGB-PBSU3S』という商品もあって、こちらにはデータ引っ越しソフトも付属してくるようです。
ロジテック LGB-PBSUC / LGB-PBSUCS
ひとつ上で紹介した『LGB-PBSU3』の転送速度が速いバージョンです(USB3.2 Gen.1 → USB3.2 Gen.2)。値段が少し上がりますが、それでも良ければこちらの方がおすすめです。ただし、接続するPCがUSB3.Xに対応していなければ期待した速度が出ませんので注意が必要です。こちらも『LGB-PBSU3S』という商品もあって、こちらにはデータ引っ越しソフトも付属してくるようです。ネットショップのリンクに飛ぶとメーカーがELECOMになっていて混乱しますがロジテックはELECOMの子会社のため問題ありません。
玄人志向 GW3.5AM-SU3P
3.5インチのHDDが使用可能で、最大16TBのHDDに対応しています。こちらも安い・シンプル・評判が良いと3拍子揃っています。電源は専用のACアダプターが必要です。据え置き用としてはこちらが良いかと思います。
ロジテック LGB-1BSTU3 / LGB-1BSTUC
LGB-1BSTU3:製品情報ページ
LGB-1BSTUC:製品情報ページ
2.5インチ、3.5インチのどちらも使用できて、HDD/SSD両方対応しています。ディスクを挿すタイプで問題なければ、使い勝手がとても良いかと思います。こちらも『LGB-1BSTUC』という転送速度が速いバージョンがあります。
おわりに
今回はHDDケースについて書きました。古いパソコンに眠っている家族の思い出の写真など大切なデータがある場合は、ぜひHDDケースを使って復活できればと思います。